この記事は、嘘・偽り無く真実のみを記す事を私のアマチュア無線生命にかけ約束しよう。
- APRSとの出会い
JA1OGS Art氏に何らかのきっかけで誘われた事から。
当時は4エリアに1局たりともAPRS運用局が無く、6エリアと1エリアにわずか居るだけ。
こんなものが何が面白いのかと思う程に寂しいものでした。
(和訳)
APRSを普及させる為にも貴局に位置情報を出してもらいたい。
TNCの入手が難しければ、インターネット側のみでも良いので是非運用頂きたい。
という内容のメールを頂いておりました。
何やら【登録】という作業が必要になるらしく、実名(ローマ字)を求められ、
数回頂くメールにあまり乗り気でない反応をしていましたが、彼の熱い説得に
運用を始める決心をしました。
- 設備準備に苦労した頃
24時間ソフトを立ち上げていても1局たりとも見えないのは寂しく
運用は次第にまばらとなりました。
2006年に入り、次第に岡山県内で2〜3局 常時稼働する局が見えはじめ、
面白みが出てきたように感じられました。同年秋頃にEchoLink 岡山マスカットネット
*OKAYAMA* でAPRS運用局とQSO。
APRSの設備について聞かれ、Internetのみである事を話すと、途端に酷くボロカスに
「そんなのはAPRS運用ではない。電波を使った運用をしていないのであれば停波すべきだ」
といった過激な意見を言われたのを覚えています。
また「このクソ新人が!」といった言われようで、 岡山に1局たりと見えない頃から
ネット側にビーコンを出し始めていたのは私の方なのだが?と疑問に…(苦笑
オークション経験も無く、その時点で市販TNCも見当たらない。
途方に暮れた末、ソフトウェアTNCの情報に辿り着き、EchoLinkインターフェースで
サウンドカードTNCとして動かせる事を知り何とかRF運用開始。
元々パケット通信がしたくてアマチュア無線に興味を持ったのに
実際やっていないと、ここまで苦労するのかと痛感。
その後、EchoLinkでは7エリア発端の勝手なルール押し付け行為と
各エリア・運用者向けの暴言、派閥争いのような雰囲気が強くなり面白く無くなった為
VoIP無線は下火になりAPRS運用が主だってきます。
同年年末、ローカル局 JH4UYH 福田氏が以前パケット通信をしていたとの事で
実験と動作確認の理由で所有TNCをお借りする事に。預かったTNCは
・PK-80 (TNC-20のコピーROM搭載)
・TNC-20
・TNC-224
翌年(2007年)4月頃まで初めて触るハードウェアのTNCを調べさせてもらった。
- TinyTrak3plusとJM1CZS 篠崎氏との出会い
その運用環境は、今までパケット通信を車載パソコンでまでやっていた局等は
車載ノートPC+GPS+TNCで・・・
それ以外の設備を持ち合わせていない局は Byonics社の TinyTrak3plus + GPS-2を購入
というスタイルが当たり前のようだった。
JM1CZS氏とは TinyTrak勉強用のFreeMLで知り合っており、共同購入もしているとの事で
彼を通しての初注文を2007年夏頃に行ったと思われる。
その際、フレンド局 JK4UQS(Suz/当時YL/現在XYL)氏やJJ4KME古城氏、
更にJH4UYH福田氏も誘い数台分のTinyTrak3plusとGPS-2を購入。
その後、JK4UQS氏の父所有のTNCをお借りする等で、GPS-2とPC(AGWTracker)+TNCを
組み合わせデモ運用等を繰り返した。各局のビーコンを出す事への不安が
人のビーコンを見る事で解消され、かつ興味を持たれる様子が伺えた。
無線機の所有台数と安定した運用環境が得られない事から、私のモービル運用に
「TinyTrak3plusを購入して・・・」という案は生まれなかったが、これはイケる!と
確信できるものがあり、2007年秋には広島で有名で高い山って言えば呉市「野呂山」かな
あそこにAPRSのデジピーターとか建てたら面白い事になるかもなー
という夢を語る。
- 地元 広島県三次市レピーター居候計画で騙される!
JH4UYH 福田氏が所属する広島県三次市の無線クラブ「メンバーズ オブ 88」が
同市のレピーター局管理団体という事で、レピーターシャックへのデジピーター居候を
お願いする運びを計画。
詳しい話が聞きたいので…とクラブ員の多くが集まる忘年会へ誘われる。
ところが実際赴くと、私がその場に現れる事は「メンバーズ オブ 88への入会」が
目的であると話がすり替えられており、会員の殆どはアルコール漬け状態。
話だけというアポなのに、4000円の料理を用意している始末。
そして出てきたのは入会届けと入会金の領収書。
まるで人をバカにしているとしか思えない。
飲んだくれて出来上がった上に 人が話そうとしても横のクラブ員とばかり大声で話し
こちらの話に聞く耳を持たない現場で、レピーター設置場所うんぬんの重要な話を
聞く態度には到底見えなかった。
後に返って来た返答は、
「忘年会とは別にレピーター管理団体の総会があるので、そちらで話を・・・」
「総会が近くなったら電話で連絡する」
との内容だったが、実際総会がある時期には電話が無いどころか
こちらから電話しても無視。
事案が認められないのであれば、却下なら却下で相応の返事をするのが大人。
電話やメールで連絡がとれない為、自宅に伺うと
「そがなもなーはなから置かりゃーへんよー 管理団体総会でも話してはいない」
といった具合に88クラブには、まるで詐欺のような仕打ちを受けました。
- 野呂山 JJ4RJE-3 デジピーター計画がトントン拍子に…
2008年2月頃 JJ4KME 古城氏が講師を務める「PSK31勉強会」が
JARL広島県支部行事(製作ミーティング)として広島県東広島市で行われ、応援で参加。
その帰路立ち寄った【ハムショップ東広島】でデジピーター設置案をつぶやいていると、
店主及び東広島グループが野呂山にシャックを4塔所有しており、1号シャックに
設置を許可する案を頂く事になった。
更には TNC-22、TNC-223等、中古TNCも数台無償プレゼント頂いた。
この時点で運用場所があっさり確保できたものの、コールサインをどうするかの問題で
同店主 JJ4RJE 藤村氏から、
「山の住所でも免許があるので使って良い、最近流行りの遊びに参加出来るなら光栄」
との言葉を頂き、
JJ4RJE-3 広島県呉市 野呂山 839m 山岳デジピーター運用計画が本格始動した!
私がKENWOOD TM-D710を購入し移動局の運用を始めたのは野呂山デジピーターが
稼働し始めた後の2009年1月以降だった。何とも遅い移動局運用開始だが、
TM-D710も本体ファームウェアで1度メーカー送りにしないと治らない問題を
初期ロットでは抱えていたようなので、問題解消されたVer.2.00以降を買えたのは
あえて買い急がなかったお陰だと思っている。(笑
JJ4RJE-3 が稼働を始めた後の出来事については、次回記事で・・・ お楽しみあれ。