2011年9月28日水曜日

早速Dynamic Viewsを適用してみた。

とりあえず、こんな雰囲気になりました。
継続して設定を維持するかは検討してみるとですw

2011年9月18日日曜日

Digital VoIPは日本では普及しない

そもそもデジタル化するメリットは新しい無線機を売り付けるきっかけに過ぎない。
音質は向上しても品質は悪化する。

どうすれば普及するのか? それは、AIS Live JAPANや 無線LAN のFONのように
安価にGateway環境を構築出来なければいけない。
日本のD-STARはその点だけで普及していない。

では、現行VoIPシステムを進化させデジタルを加えられるのだろうか?
答えはNO!。
そもそもの基本的なデジタルとアナログの構造(構想)が違い過ぎており、
構築を容易にする機器を開発しても、理解されないだろう。

アナログのVoIPは基地局であるノード局を運用する無線家が秩序を管理し
適切なアマチュア無線環境が成り立つように調整してきた。
時に現る無知な初心者や、心無い悪質利用者も、時に指導・時に排除し
アマチュアのアマチュアらしい運用が出来た。

対してデジタルはノード局は各クライアント無線機を持つそれぞれであり、
今までノード局と呼ばれてきた基地局は 単純にGatewayに過ぎない。
そして、そのGatewayを通過する管理は根本的にはシステム提供側が行い、
Gateway設置者は不正運用者に関して感知しない・出来ない原則が求められる。

アマチュア無線のデジタルの性質上、アナログ無線機から傍受は出来ないが
デジタル同士ながらば秘話機能は無いので受信出来る。
不適切な運用する者をGateway設置者は知り得る事が出来るが、
それを管理出来ない点で Gateway設置場所の運用コスト
(無駄な電波発射による電気代増加等)や
1周波数をデジタルで使うだけで 多重通信が出来る訳ではないデジタル無線で
他利用者の身勝手な運用に今の日本人VoIP好き無線家が黙っているとは思えない。

既に DV DONGLE等で海外D-STARをも愛用し密やかに楽しむDV愛用無線家達は
それらの点を承知の上で極小地域Gateway設備を運用しているが、
我欲と名声に囚われたハムがDV通信すらマンネリ通信に転向させてしまわないか
今時点から危惧しておきたい。

と、書いてきたが、分かり辛い人もいるだろうから、メリット・デメリット方式で
下記しておく。


アナログVoIP無線
メリット
・既存無線機が使用可能
・届出等が不要で近隣のノード局を利用出来る。

デメリット
・電波送信者のコールサインがデジタル的に伝播しない。
・ノード局管理者の意向に沿わない運用をした場合 利用を制限される場合がある。


デジタルVoIP無線
メリット
・自局コールサインを容易に伝達可能。
・音質が良好(カバーエリア内に限る)
・設備をビルトイン端末として開発でき、ブラックボックス に出来る。

デメリット
・VoIPシステム運用機関に利用の届出が必要。
・Gateway局(アナログで言う ノード局)運用者は 自局設備の利用者を制限出来ない。
・電波到達距離が狭い (広域設備を設ける事が不可能)
・既存アナログVoIP無線向けシステムとの互換性に問題があり、大幅な改編が必要。
・アナログ無線機は一切使用不可能


大したメリットを感じられないかもしれないが、実現すれば、
Gateway運用者には最近のITらしい待遇が待っているので 楽しみだろう。

Gateway運用にも申請が必要な事は言うまでもなく、
局免許状をスキャンして申請Webフォームで転送すると

登録完了後の運用局一覧には自動で運用場所を元にした住所から座標変換
Gateway局が設置されている場所をGoogle Map APIで正確に把握出来る
IT化らしい設定環境が用意出来るだろう。

Gateway端末は手持ちのパソコンに繋ぐ事は無く、設定は全てVoIP運用会社の
Gatewayシステム管理設定画面から登録したID、パスワードでログインし
Webベースの設定画面で行い、後に自動的にGateway端末がダウンロードして
反映される仕組み。
この辺りはFONやNTT光のCTU等の動作を知っている人なら その便利さと
そうでなくては不正な運用者(Gateway運用者を含む)を 発生させない為の
管理が行き届かない故の事と理解出来るだろう。


これらのガッチガチに総元締めの管理団体に管理された枠組みの中で
利用するデジタルVoIPは相当に楽しいと思われる。

とりあえず、現行アナログ無線向けVoIPに同居は難しいが、
新しいデジタル無線メーカーすら導入したがるシステムを開発出来れば、
それはAPRSやEchoLinkやAstriskのように色々な物を巻き添えにして
面白いデジタル無線世界が広がるだろうと期待したい。







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デジタルのメリットを考える(Echolink for Digital は実現できないか?)
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