2010年11月18日木曜日

DCN-Wiki 設立の裏側

前回のAPRS書記で2009年夏頃までをお伝えしたので、
今回は2009年秋〜2010年春を記す。
JM1CZS Skyfish 氏の暴走
永年TinyTrak3plusの日本国内共同購入で優位にあったJM1CZS 篠崎氏が遂に残念ながら、
乱心召された。

【嘘情報の伝播と混乱】
KENWOOD TM-D710(APRS mode)とノートPCとの接続運用に関する話題で
「パソコンソフト側はKISS-MODE」と指示。
しかし、現実にはKISSではなく、CONVERSEモードで対応するべきであり、
再再の問い合わせに毎回「KISSモードで」と回答し状況を混乱させた疑い。

進展が望めない事からKENWOOD社へ確認の問い合わせ。
その後 KENWOODから回答が返る前に正しい設定方法に気付くが、
念の為 KENWOOD社の正式回答を待つ。
状況確定後 JM1CZSに内容を報告した所、発言を一転。

「自分がこの情報を伝える時は、既に作っているテキストをコピー&ペーストで貼り付けて
相手に送っているので、間違った情報や情報を欠落して伝えた事は無い。
お前が人の話を聞かずに勝手にはやとちりをしただけだ。」

との発言に続き、誹謗中傷寸前の暴言が続いた。
後に記録を確認するも通信方法に関して「KISSモードで」という発言はログにあるものの
「CONVERSEモードで」という発言は一切発せられていなかった。


DCN-Wiki設立の背景
そんなこんなしていた所、またもJM1CZSが呟く。
『「ibaraki-net wiki」内の「APRS中国」記事部分で文法によるエラーが発生し
貴方の書いたWiki文法のせいでサーバー内データベースに不具合が起き、
EchoLink *APRS-JP* カンファレンスの運用に影響が出ている』 というものだった。

ibaraki-net wikiが当時使用していた wikiプログラムは PukiWki plus
Pukiwikiの亜種でプラグインやその他機能が拡張されたバージョンである。
PukiWikiシリーズはWikiの中でも導入し易いプログラムで、基本的にはPHPで構成され
SQL等のデータベースを設定しなくとも使える簡単な物である。

バージョン1.2.x〜1.3.x世代では私もベータテスターに参加しており、
不具合報告や修正レポートを提出する等 開発にも関わってきた事のあるプログラム。

そのプログラムが 変なプラグインでもなく、ごく一般的に入っている
純正の因数を書いただけでエラーを吐き始めデータベースが崩れる?
そんな事はあるわけない。 JM1CZS 篠崎氏の言いがかりだとすぐに分かった。

時を同じくして、Wikiが編集出来ないように凍結処理がされていた。
凍結されると一般的には管理者が凍結を解除するまで編集が出来なくなる訳だが、
この事について問うと、まるで幼稚園児に話しかけるような人をバカにした口調
「あのでちゅね、凍結の意味分かってまちゅか〜?今はちょっと待ってって意味なんでちゅよ」
と挑発してきたのである。

そして、「今では、このWiki内の殆どのデータは凍結されてるしね」と発言して来たが、
実際凍結処理をされていたのは私を筆頭に執筆が進められていた「APRS中国」カテゴリの
ページ下位階層のみだった。


PukiWikiはSQLデータベースに連携する機能が無い訳ではないが、
普通はそこまで設定しないし、ibaraki-net Wikiが抱えていたデータ量は
SQLを導入するまでもない ごく微量なものだった。

その後 「あ〜〜〜まただぁ〜〜」とか「うーーどうしても治らない」など
自作自演のSE音のような発言が続いた後、
「仕方ないのでレンタルWikiサイトを借りているので、そちらへ移設する。
このレンタルサイトはうちの会社の同僚が運営している所で、俺は直接アクセス出来る
特別なアカウントを持っているので、FTPでデータの丸ごと移設が出来る。」
と話を持ち出してきたのである。

「*APRS-JP*のカンファレンスに支障が出ているのなら良くないので移設して治るものなら
して下さい。その代わり、写真を含め全てのデータが移設出来るのですね?」と問うと
出来る」と断言。

しかし、移設先のWikiをリアルタイムで見ていると、
明らかにFTPでバックアップをリストアしている様子なく、
手作業でWiki文を少しずつコピーしている感じであった。

そして、画像データ等は転写される事なく
JM1CZS 篠崎氏の「移設終わりました」の発言の後
ibaraki-net wiki からデータは末梢された。

この事件の前後から当該 篠崎氏の言動が不審であり、信頼を損ねていた事から
Wiki内のデータは一通りバックアップしていた。
(当時全体的でも数ページだったのでバックアップできた)
APRS四国としてページを作っていた JH5GYF 入岡氏にも伝達していた。


レンタルWikiに移設後も管理権がこちらにある訳でもなく、
画像等のデータが約束を裏切り移設されてない件の問い合わせからも
逃げ隠れと卑怯な態度をとった事で JM1CZS 氏は信頼出来ないと断定。
同レンタルWikiサイトにて新規アカウント作成に至り。DCN-Wiki設立となった。


ネットワーク管理者としてあるまじき行為 〜社会人失格〜
JM1CZS篠崎氏が移設した先も信頼出来ない事から独自に立ち上げたWikiへ
本格的に掲載を始めた。 閲覧者が見易いよう階層を再検討し、構築を進めた。
ところが、別の場所で作り始めたと気付いた途端、文句を言って来たのである。

「ここに記載されている内容は ibaraki-net wikiにあった頃の内容だから、
ibaraki-netにあった頃に書き込まれた部分は削除してくれ」

と、言うのである。
別にibaraki-netの傘下に入る約束をした覚えもなく、記事うんぬんの権利について
契約は交わしていない。ましてや、ibaraki-net wikiと言いながら
勝手にメニューに「APRS九州、APRS四国、APRS中国・・・」などと作っているから
メニューがあるならページを作らせろ!と言って了承したから作っただけのもの。

APRS中国、下位階層のページはAPRS中国地方の財産であり、それをとやかく言う事は
著作権の侵害に等しい。こんな事を言ってしまえば Microsoft OfficeのWordで作った
文章はMicrosoftの権利であり…と言われて通る事になってしまう。
冗談じゃない。

主張する意見が社会的に通りに合わない事から受け入れられない と返事するやいなや
JM1CZSが知り得る私の全てのメールアドレスや掲示板に嫌がらせのメールを送り始めた。
メールアドレス数にして5個 掲示板数3個 その他メッセンジャー等3種類以上。

更にはソーシャルサイト mixi JM1CZSが管理するコミュニティー全て強制退会処理
6エリア九州の Q-Net掲示板へのアクセス拒否設定
EchoLinkカンファレンス *APRS-JP* へのアクセス拒否設定

等々の強行手段を行ったのである。 (現在は解除されている模様)
だからといって別に困る事は何も無いのだが、ネットワークの管理権限を持つ者が
職権乱用と言える横暴な行為を行う事が、果たしてどこの世界で通るのだろうか?

後々に人伝いの噂では 他にも無線交信中においても相手に向かい
「お前はバカだろ!」発言をしていたとか
「カンファレンスへ繋いでいても 家に居ないであろう時間帯を狙って切断を受けた」等
嫌がらせの数々を各方面より耳にする事になる。
更には
「自称創価学会の親衛隊で暴力、団体圧力をかける事を好む人」
という噂も耳にする。
ここまで来ると、「あぁ〜なるほどね」と納得せざるを得ない。


日本を含め東南アジア地域のAPRS登録・普及を勤めてきた
JA1OGS 高橋アート氏が 2008年のハムフェアで入場券を偽造し
その事件に巻き込まれJM1CZSも入場禁止にされたと本人は言って回っているのだが、
一部現地に行っていたとする九州人からは
「あれっ?入場禁止にされたのって前夜祭で飲み過ぎて全裸になった挙句
 他人に暴行を働いて暴れたのが原因じゃなかったでしたっけ?」
という声も出ている。

自らの不正を大きな声をすれば誤魔化せる という態度をとる人は結局の所
ガラの悪いヤクザと変わらないので、このような方とのお付き合いは
今後止めさせて頂きたいものだ。


Digital Communication Network の基本
この組織は2010年11月現在 アマチュア無線の社団局でもなければ
他上位組織に属する団体でもない。そして、幹部以外はメンバー、一般会員という
概念を持たない集まりである。よって入会金も無ければ年会費も無い。
”情報”という正確に伝わるべきものを、早く確実に伝播する為の情報共有の集まりである

幹部には公的に「DCNメンバーである」という発言をする事を良くないとしている。
よって、無線屋やどこかで「DCNのメンバーです」などと言う者が居れば詐欺師である。

ベストエフォートを目指して・・・
当DCNは「出来る限りの最善を目指して」という意味のベストエフォートを目標に
情報共有する集まりである。間違った情報 正すべき事柄をピックアップする事もある。
出来る事をしない、放置する事は【】である。古い家電の不法投棄のようなものだ。
出来る事を出来るように、そして寄り道せずに確実に…を目指したい人の手助けになれば良い

DCNは一種の価格破壊である・・・
情報…それは有償無償様々だが、世の中には無償のものを有償として転売したり
違法行為を行う事で儲けようとする卑怯な輩がいる。そのようなヤブ情報屋団体の
価値を無くす事…という創設者の意も組み込まれている。

入会金を要求して、いざその用途はサーバーの維持費だったり
「今では入手困難なソフトがメンバーなら提供出来る」と言いながらソフトを違法複製し
ばら撒くような悪質団体に所属してはならない。



予告が外れましたが、時系列に追って次回のAPRS記録こそ
「電波輻輳状態を誘発させ ぬらりくらりとのさばった APRS愛媛 について」
執筆します。

2010年11月15日月曜日

15Nov,2010 APRS via ISS

今日夕刻はISSが肉眼で見れる日とあって、外へ出た。
ま、ついでに…と運用する予定ではなかったが無線機も…。

すげー元気良くビーコン聞こえるじゃん!!
こりゃ〜出にゃ〜いかんばぃ!

で、出てみた。 各局からのメッセージが沢山届く…ひょ〜〜
今日のパスは浮き沈みあるけど、すげー強いじょ〜 (>_<;)

因みに自分が送出したビーコンは各局のSAT-Gateで拾われて
以下だけはネットまで到達出来たようだ。


2010-11-15 18:30:31 JST: JN4OQT-6>3T4XW5,RS0ISS-4*,qAR,JA6PL-1:`<0x1c>(/]"5Z}Hello ISS!!=
2010-11-15 18:32:01 JST: JN4OQT-6>3T4XW5,RS0ISS-4*,qAR,JA6PL-1:`<0x1c>(/]"5\}Hello ISS!!=
2010-11-15 18:32:13 JST: JN4OQT-6>3T4XW5,RS0ISS-4*,qAR,JA6PL-1:`<0x1c>(/]"5]}Hello ISS!!=
2010-11-15 18:32:23 JST: JN4OQT-6>APK102,RS0ISS-4*,qAS,JH1BCL-1::JA6PL    :ge om!{77



JA6PL局、JH4BTI局、JH1BCL局、JA1AZR局
各局MSGありがとうございました。(^o^)/


勿論、今回は肉眼で光るISSも見ました。 充実・・・充実ばぃ!

APRS広島の奮闘History

JJ4RJE-3 広島市呉市 野呂山(839m) の構築が始まる。
許可を頂いて半年以内には稼働したい思いだったが、実際1年近く伸びた。
しかし その間、携帯電話基地局の置局調査と同等の方法で伝搬を計算し、
実際仮測定も繰り替えしてきた。
2008年夏頃には6エリアでAPRSデジピーター構築に貢献されてきたJE6VDB 原氏に依頼し
野呂山用の広域デジ設定を相談した上で UI-DIGI ROMも頂くこととなった。

その後、伝搬調査を数回行うだけで年末になり少々焦った。
冬の屋外仕事が滞る日を利用しデジピーター構築を行った。

当該デジピーターの無線機やアンテナ、キャビネット等は JG4CDL 中川氏から
TNC-22はJI4AQO 島氏から、同軸等はハムショップから寄贈され少しずつ作られた。
工事にはJK4UQS Suz氏をはじめ、JA4DPL 吉房氏(当時 JARL広島県支部長)・・・
JJ4RJE-3 野呂山APRSデジピーター管理チームの面々が集まった。

あとTNCのみ という所まで完成させ、別の日となったが、夜中に動作を開始させた。
この時 時は過ぎ2009年1月になっていた。
設置場所のシャックは合鍵が沢山作られた難儀な場所で、
扉を開けるのに10分 閉めるのには30分以上を要する難所であるw

施工にご協力頂いた各局には改めて感謝したいと思う。

早速不具合なTNC-22
何とか設置が終わったものの、当時は私もAPRS対応無線機を持っていなかった。
JG4CDL局及びJI4WHS局所有のTinyTrak3plusの動作は良く一安心していた。
しかし、いざKENWOOD TM-D710 を購入してみると、デジピーターが反応しない事に気付く。
調べた結果最終的にTNCの半固定抵抗に老朽化の為にガリがあり、
適切な調整が出来ていなかった事が原因だった。

すぐ対応出来なかった事から、野呂山は TNC-22(初期型)→TNC-22(後期型)に
本体を変更する事になった。この本体入れ換え対応後から現在(2010年11月)まで
機械的トラブルは一切無く安定動作をしている。


問題解決にご協力下さった JE6VDB局には感謝感謝である。

ヒューマン問題荒れ狂う APRS 中国エリア
「一難さってまた一難」とはまさにこの事だった。
各局まだ理解が未熟だった…。と言ってしまえば過去の出来事だが、
深刻な問題だった事は語り継ぎたいと思う。

当時 中国地方(四国地方も含め)は山岳デジピーターというものが無く、
APRSを運用中の地上移動局も殆ど居なかった事から多くのI-Gate局は
「Inet to RF」により他エリアの局のビーコンを垂れ流しにしていた。

そして、その事に更に悪影響だった事は
「ビーコンは【WIDE1-1,WIDE2-1】を設定しましょう!」というフレーズだ。
この単語を鵜呑みにした各局は I-Gateであろうが移動局であろうが
全てこのデジパスを設定していた。
よって、はるか500km以上も離れた地域のビーコンが電波に出ているだけに留まらず
折角設置した JJ4RJE-3 野呂山 山岳広域デジピーターで中継され
非常に広域なエリアに Inet to RF が垂れ流しにされるという事態が発生した。

当時APRSと言えば 本州、144.640MHz。九州、144.660MHz。という運用形態であった。
しかし、144.640MHzで垂れ流しをされたのではデジピーターが効力を発揮出来ないし、
デジピーターがInet to RFされたビーコンを更に中継する事は
目も当てられない異常事態だった。

この事で当該 Inet to RF 垂れ流し局にデジパス設定を無しにする事と
Inet to RF を止めて頂く事を依頼。しかし、何故そうすべきか理解頂けない様子。
しばらくして岡山エリアからも野次が飛び始めた。


毒に毒を盛って征したい岡山流
先のAPRS日記でも書いていたが、改めて届く岡山からの声は意外なものだった。
「Inet to RF」垂れ流しの行為に遺憾を示したのではなく、
「垂れ流し行為を遠慮願う」と発した私の発言が遺憾だと言ってきたのである。

その主な理由として・・・
「岡山県では144.640MHzをトラック乗りが使っているので、そいつらを追い出す為
耳障りなパケット音を大量に流してやりたいので、Inet to RFを止めろという発言を
貴局がする事は迷惑である。」
「それに、ローカルの局が見えるだけでは楽しくない。遠くの局が見えないと」

というものであった。
VoIP無線じゃないのだから、遠くの直接波でない局が全国共通周波数で見える必要はなく
つまり Inet to RF されるという事はローカルの他APRS局の妨害以外の何物でもない。
そんなルールを無視して自分勝手がしたい者は全国共通周波数以外で運用すべきである。

一言申せば2・3 道理の通らない屁理屈を並べる岡山県各局の発言に
解決の糸口が見えない為、仕方なく野呂山デジピーターは九州流を真似て
144.660MHzで運用を行う事になった。   この時点 2009年2月頃である。

この事を明らかに公式発表した後も、
「いや、144.640MHzで運用してくれないと岡山・広島の県をまたいで
周波数を切り替えないといけなくなるから面倒だから144.640MHzに統一しろ」
という命令口調な発言や
「Inet to RF を垂れ流しにして広い範囲に電波をばら撒けないので困るじゃないか」等、
APRSを運用している者が発する言葉とは思えない常識外れな意見ばかりが当てつけられてきた。

事ある毎に JJ4RJE-3構築に携わってきた管理スタッフ一同へ連絡。
最終意思決定は全てのスタッフの同意の元 144.660MHz 運用で続行が支持された。


事を荒立てた張本人 JR4EUD 吉野氏は…
週末となれば移動運用と称して広島エリアに進出して来た上、合間を見つけては、
モバイルデータカードとノートパソコンを用い広島県内移動地から
144.660MHzへの Inet to RF垂れ流し行為を繰り替えした。

クレームに対し、当人は
「Inet to RFを用いた伝搬調査を行った。この事で研究結果も収集しているし、
この調査に基づいたレポートも作成済みである」と反論。
 作ったとされるレポートと採集したとするデータの提出を求めたが
何も提供される事は無かった。


更に、Inet to RFにデジパスを設定する事を止める申し出に対し、
デジピーターの設定が悪いと批判、管理パスワードを自身に教えるよう要求してきた。
管理チーム以外の者が知り得て良い情報な訳もなく、却下。
ROM作者が JE6VDB 原氏と知ると、何やら強引な連絡でもしたのか

原氏が「APRS Okayama掲示板」(今は無くなった掲示板)へ
「JJ4RJE-3 の設定パスワードは記録が残っていない為分かりません。」
「以前と同じパスワードにしたかもしれないのですが、
多分違うものに変えていると思われます」
 と苦し紛れにパスワードをはぐらかす投稿をする始末。

引っ張り出すよう何らかの圧力をかけたと思われるが、
他人の設備に乗っ取りを仕掛けるような岡山県悪質APRS運用グループを
断じて許す訳にはいかない。

 JJ4RJE-3管理チームは、当該運用者を確信犯的電波妨害行為と認識。
スタッフの半数以上からBadUserへ設定すべきとの意見が出た。



後2010年の日本全土周波数統一の動きで 1200bpsは 144.660MHzへの移行が進んだ。
野呂山の周波数決定は、この事を先読みした形となり周波数統一に伴う設定変更で
登山する必要が無く安らかなものだった。


APRS勉強会 in 広島 2009 開催なる
2009年夏には念願だった(予定だった?)勉強会を開催した。
同年2月の製作ミーティング予算で開催し、当時支持的だったJARL役員の方々に
ご来場頂く事を前提に開催。 講師には JM1CZS 篠崎氏にお願いした。

勉強会では(スタッフ以外で)東は兵庫〜西は長崎まで
とても広いエリアから30名以上の来客となった。
殆どがAPRS運用者であったが、APRSを運用していない人の来場もあった。
中国地方である岡山県からはJR4EUD氏のみで鳥取県からも来場は無かった。


篠崎氏には私から講師を依頼し、快く了承頂いていた。
しかも、予算の関係が不明確な為、無償ボランティアで行って頂く事を了解頂いていた。
勉強会終了時、広島県支部から3万円の謝礼が渡された事を知る。
支部と講師の間でお礼があった事は現地で知っていたが、スタッフとして居合わせる私が
ストップをかけて中身を確認するのも野暮な話。
金額的な値は後に篠崎氏から届いたチャットにて知る事となった。


この出費が引き金になってか、広島県支部の不明確出費が中国地方本部で取りだたされる。
途端、JARL広島県支部としてのAPRS後押しは打ち切り。支部役員一同口を合わせ
「JARL広島県支部としてAPRSを評価した事はない」の一点張りになったと聞く。


金銭問題に関して口煩いとして有名な、JARL中国地方本部長の JA4FRV 糠沢氏だが、
態度が悪い事でも有名で、私もその被害者の1人である。
2008年の東広島西条酒まつり公開運用会場に現れ デカい声で偉そうに
喋っているまではいいが、運用会場でオペレート後、スタッフまかないの
おでんを食そうとした所、すかさず飛んで来て

「あなたこのお店の人?」 と聞いてきた。
公開運用会場は公開運用会場であり、何も物は販売していないので
お店という言葉は不適切である。
この初めて見るオバサンは何を言っているのやらと頭をかしげると、
「や〜ゃ・・・ じゃ〜 これはね・・・」
と、全く関係の無い よその人間がブースの奥にまで来て
勝手に盗んで食べているような言い方をし始めたではないか。

今まで見た事もないババァが 自己紹介もせず現れたかと思えば
挨拶ではなく人を泥棒扱いしてやろうという剣幕で登場したという姿勢に驚いた。
 気が付いた他スタッフがすぐフォローに入り収まったのだが、
人がみんな泥棒に見えて仕方ない人なのだろうと同情してしまう。

後に他スタッフに「あれ 誰?」と問い、「新しい中国地方本部長」と聞いて愕然。
「あんな人が・・・?」と口から出てしまう程だった。


何を隠そう、私が食べようとして泥棒扱いされかけた その「おでん」は
当時私が勤務していた会社の事務所で作られたもので、
私も仕事の合間 火の番をしたり材料買出しを手伝ったりしたものである。

自分の作った料理を食べようとした所、その年初めて見る他人に食い物泥棒扱いされ
止められる。この衝撃は一生忘れないだろう。



次回 APRS記事では 「奮闘!5エリア愛媛の乱」 をお伝えします。お楽しみに…

2010年11月4日木曜日

TNC-24mk2修理


11月3日(水)は結構FBな休日に…
広島市内からJN4UKS 井上氏が急遽地元に来られ、
ついでにオークションで落札されたTNCの動作確認と
希望されていたEchoLinkの開通を行う事となった。

TNC-220とTNC-24mk2を落札されていた訳だが、
220は難なく動作。24mk2はすぐには動かなかった。
仕方ないので遊びも兼ねて修理をする事にした。

TNCの中の様子は右の写真の通り。
回路図が無いと故障診断も正直追っかけるのは大変。
しかし、全く動かない訳ではなく、特定条件で
怪しい挙動はしていたので、独自の故障診断を行い
原因を突き止めたのだった。

どうやら、問題ヶ所は電源整流系という可能性が出た。

RS-232C(25ピン)の右側にDC差込口がある。
その更に右側の赤が電源スイッチだが、
このスイッチとDC差込口の間に整流回路がある。

よくよく見ると近くのコンデンサーが黒い。
コンデンサー自体が故障した感じではなく、
ヒューズや整流回路が耐圧限界を超え
破裂した雰囲気だった。 (下の写真)

TASCO社製TNCは主にDCプラグ極性は
中心マイナス、外側プラスの普通一般的とは逆である。
しかしTNC-24mk2では、整流回路を内臓している為、
逆接続でも使用可能なはずの機体である。

試しに、本来とは逆の一般的な
中心プラス、外側マイナスのケーブルを繋ぐと通電した

何回測定しても整流回路のダイオードが何か怪しい。
怪しいダイオードを外してみると、
何ぞや亀裂が・・・!?
こんな割れ方をしている物は見た事が無く唖然。

故障要因として、以前の所有者が過電圧を入れたか
定格以上の電圧で使い続けていたか・・・!?

中心=プラス、外側=マイナス で利用しつつ
何らかの負荷をかけないと壊れないと思われる部分が
故障していた。

調べた結果、正常=2個、挙動不審=1個、破損=1個

とりあえず2個はマトモなので、TASCO社製TNCでは
一般的な中心=マイナス、外側=プラスの接続で
動くように部品を移動しハンダ付けした。
(左下の写真)基盤裏側の様子(右下の写真)


修理が完了したのでテストで繋ぐ。
POWER LEDをはじめ、各種LEDが点灯し
動作しているような感じがする。

そんなこんなで日付が変わり慌ててます。(苦笑

変調調査やROMの正常動作等のチェックは
また後日する事にします。(>_<;)

最後にケースに戻して今日の作業を終えました。
何とか正常っぽい動きをする所まで持っていけたので
良い成果かな思っています。
オークションはこれだから怖いよね(汗

因みにこのTNC、落札時の価格は1,200円だそうです。

動けばok ok! :-)

2010年11月1日月曜日

FTM-350Aだって!?

VertexStandard社がFTM-350Aを出すらしい!?
アメリカモデル?と思ってしまったが、機能アップ版らしい。
既に購入しているユーザーを遠慮なしに斬ってしまう辺りはVS社らしい(苦笑


FTM-350AとFTM-350の違いは以下の通りらしい。
1 角度が可変できるワンタッチ式吸盤パネルブラケットを標準装備(MMB-98)。
2 APRSの機能強化
【 1】NAVI機能の移動体対応(移動するAPRS局に対してNAVIを動作させる機能)
【 2】WAYPOINT出力機能(APRS受信局の位置情報をDATA端子から出力)
【 3】外部GPS接続対応(DATA端子からGarmin等の外部GPSを使えるようデータ対応)
【 4】送信メッセージ編集画面の操作性向上
【 5】Beaconのポップアップ画面からのREPLY(返信操作)の操作性向上。
【 6】APRSポップアップ画面の機能拡張(APRS受信信号の種類によってバックライトの色変更
【 7】APRSリンガー設定の拡張
【 8】VoiceAlert機能を追加(APRS運用CH運用TSQ/DCSモードを追加)
【 9】マイク「P」キーの機能拡張(マイクPキーでAPRS画面をワンタッチで呼び出すことが可能)
【10】モノバンド表示中もバックグラウンドでサブバンドのAPRS動作が可能。


正直な所、VS社に期待する所が何も無い。
上記APRS部での機能拡張で宣伝したがりマンが出張ってくる事は分かっているが、
苦し紛れの拡張(特にwaypointや社外GPS対応等)はVS社がFTM-350の失敗を
反映した事になるだろう。
逆に、KENWOOD社のTM-D710に初心者達が求めたのはオプションGPSの販売だった。


KW社のD710がバージョンアップしてNAVI機能とか追加されたら面白いけど
D710は「デキル人」が買っているので、厳密に言えば不要な機能である。
移動体に対しても使えるようになった…と発表されているが、
今まで出来なかったの?と寧ろその機能の半端さに驚いた。


WayPointやGPSをDATA端子から入出力出来るようになった事は
VS党ユーザーとしては画期的だが、パネルに改良が無い場合、
DATA端子位置は無線機本体という事になる。
パネルはダッシュボード。本体はトランク。みたいな使い方だと
GPSを後部座席へ置かないといけない羽目になり
何故パネルのGPSへ接続出来る汎用を作らなかったのかと疑問になる。


今回VS社が行ったこれらの改良と言われている物はソフト的に出来る事であり、
本体ソフトを変えたと思われる。この程度の事はソフトアップデートで対応すべきである、
わざわざ別型番で出す程でもないだろう。

APRS機能動作時にDATA端子が使われる事はまず無いので、
そこをGPSとWayPointの入出力として使っちゃえ!という事。
 逆を言えば、KW TM-D710が出来るような1台でAPRSとEchoLinkの
ゲート・ノードを同時にやってしまうという事は出来ないに等しくなった。




ビーコン種によるバックライト色変化も類別設定の可能範囲によっては
あまり意味が無いものになるし、色が変わるのは鬱陶しいと
使わなくなる人もでる事が現時点でも想像出来る。
また、この機能は
運転中に画面を直視しなくてもデータの種類が分かるから便利ですよ〜
という意味なのだろうが、「色が変わる=確実に気を取られる」という
観点からすれば、その機能をONにする事で安全運転義務を
少なからずとも自ら疎かにしていると言わざるを得ない。


カーオーディオでCDを聴いていて画面が反転する程度は対して気にしないが、
車のFMに曲名表示が対応になり、気になる曲が流れ曲名が表示されたら
画面が反転するといった機能が備わったらどうだろうか?
絶対反転した画面に反応して注視してしまうはずだ。


この機能は各局の良識の元で適切に使って頂きたいと切に願う。



 VoiceAlert機能への対応も今更?という感じだし、
10年前には既にAPRSに関わっていたKW社と違い、流行り始めてから乗っかったVS社だから
本当に良い製品が出てくるのは、最低でもあと5年後だろう。


 各APRS対応無線機のAPRS対応度 体感評価 
VX-8   基本:20〜30 / 拡張:0    / その他:9600bpsに問題有り
VX-8D  基本:20〜30 / 拡張:0    / その他:9600bps問題が微妙に残る
VX-8G  基本:20〜30 / 拡張:?    / その他:GPS内臓は面白い
FTM-350 基本:35〜45 / 拡張:65〜70  / その他:面白い基本外機能が多いけど…イマイチ
TM-D710 基本:85〜95 / 拡張:20〜25 / その他:ハイエンドモデル的な感じ
TH-D72  基本:90〜95 / 拡張:25〜35 / その他:GPS内臓ハイエンドモデルハンディー機
TH-D7A  基本:50〜70 / 拡張:5〜10  / その他:発売当時は画期的だけど、使い勝手が…
TM-D700A 基本:70〜80 / 拡張:10〜15 / その他:良い無線機だけど、画面が見辛いかな


基本=APRS仕様書に基づいた基本的機能のこと
拡張=メーカーが独自に盛り込んだ機能や拡張性のこと