2010年11月4日木曜日

TNC-24mk2修理


11月3日(水)は結構FBな休日に…
広島市内からJN4UKS 井上氏が急遽地元に来られ、
ついでにオークションで落札されたTNCの動作確認と
希望されていたEchoLinkの開通を行う事となった。

TNC-220とTNC-24mk2を落札されていた訳だが、
220は難なく動作。24mk2はすぐには動かなかった。
仕方ないので遊びも兼ねて修理をする事にした。

TNCの中の様子は右の写真の通り。
回路図が無いと故障診断も正直追っかけるのは大変。
しかし、全く動かない訳ではなく、特定条件で
怪しい挙動はしていたので、独自の故障診断を行い
原因を突き止めたのだった。

どうやら、問題ヶ所は電源整流系という可能性が出た。

RS-232C(25ピン)の右側にDC差込口がある。
その更に右側の赤が電源スイッチだが、
このスイッチとDC差込口の間に整流回路がある。

よくよく見ると近くのコンデンサーが黒い。
コンデンサー自体が故障した感じではなく、
ヒューズや整流回路が耐圧限界を超え
破裂した雰囲気だった。 (下の写真)

TASCO社製TNCは主にDCプラグ極性は
中心マイナス、外側プラスの普通一般的とは逆である。
しかしTNC-24mk2では、整流回路を内臓している為、
逆接続でも使用可能なはずの機体である。

試しに、本来とは逆の一般的な
中心プラス、外側マイナスのケーブルを繋ぐと通電した

何回測定しても整流回路のダイオードが何か怪しい。
怪しいダイオードを外してみると、
何ぞや亀裂が・・・!?
こんな割れ方をしている物は見た事が無く唖然。

故障要因として、以前の所有者が過電圧を入れたか
定格以上の電圧で使い続けていたか・・・!?

中心=プラス、外側=マイナス で利用しつつ
何らかの負荷をかけないと壊れないと思われる部分が
故障していた。

調べた結果、正常=2個、挙動不審=1個、破損=1個

とりあえず2個はマトモなので、TASCO社製TNCでは
一般的な中心=マイナス、外側=プラスの接続で
動くように部品を移動しハンダ付けした。
(左下の写真)基盤裏側の様子(右下の写真)


修理が完了したのでテストで繋ぐ。
POWER LEDをはじめ、各種LEDが点灯し
動作しているような感じがする。

そんなこんなで日付が変わり慌ててます。(苦笑

変調調査やROMの正常動作等のチェックは
また後日する事にします。(>_<;)

最後にケースに戻して今日の作業を終えました。
何とか正常っぽい動きをする所まで持っていけたので
良い成果かな思っています。
オークションはこれだから怖いよね(汗

因みにこのTNC、落札時の価格は1,200円だそうです。

動けばok ok! :-)

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